肺高血圧症-循環器科【みなみ野動物病院(八王子みなみ野)】

みなみ野動物病院

肺高血圧症

肺高血圧症(PH)とは

心臓の右心室から駆出された血液は肺動脈を通って肺に送られます。
通常肺動脈圧は収縮期25mmHg 拡張期 8mmHg 平均12~15mmHgですが肺高血圧症では収縮期肺動脈圧が35mmHgとなります。

原因は様々で先天性疾患(動脈管開存、心室中隔欠損、心房中隔欠損、房室管奇形etc)や心疾患、肺疾患、血栓症などの二次性の原因により肺動脈の圧力が上昇してしまう疾患です。

症状

チアノーゼ・呼吸困難・運動不耐性・失神

診断

心エコー検査によるドプラ法で肺動脈弁逆流速度・三尖弁逆流速度から肺動脈圧を測定することができます。
二次性の原因では基礎疾患を血液検査・レントゲン検査・心電図・腹部エコー検査によって評価することが必要になります。

また、肺高血圧症の中でも左心不全による肺静脈性肺高血圧症と肺血管の破綻や血栓などによる肺動脈性肺高血圧症に分類され、
治療方法が変わってきます。

肺高血圧症

三尖弁逆流が3.0m/sを超えている

治療

肺静脈性肺高血圧症では左心室の前負荷の除去として利尿薬、心拍出量の増強を目的として強心剤が使用されます。
肺動脈性肺高血圧症では肺血管抵抗の低減を目的として肺動脈拡張薬を使用します。
肺高血圧症は完治することは少なく、慢性化する疾患です。放置すると致命的な心機能低下を招きます。継続的な内服と定期的な検査が必要不可欠です。

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