動物看護師による活動報告and症例報告

みなみ野動物病院

動物看護師による活動報告and症例報告

REPORT

▼ケースレポート▼

ワンちゃん、ネコちゃんの年齢が上がってくるにつれて、口臭や歯石など気になり、ご来院される飼主さんが増えてきます。3歳以上のほとんどのワンちゃん、ネコちゃんが歯周病に罹患しているという報告もあるほどです。歯周病をそのままにしておくと、くしゃみや鼻水、頬の腫脹、食欲不振など健康状態を悪化させる原因になります。

おうちでの予防として一番は歯磨きが有効とされていますが、子犬、子猫の時期から口に触ったり、歯磨きの練習などのトレーニングをしていないと、大きくなってからいざやろうとすると難しいことが多いです。また、付いてしまった歯垢や歯石は歯磨きでは落ちません。

では、付いてしまった歯垢や歯石はどうしたらいいのでしょうか?
無麻酔下での歯石取りは、安全に処置が出来ず、また、歯周ポケットや、歯の内側や奥の歯石を取り除くことができないため、全身麻酔下で、人と同様に歯科用ユニットを使用し処置を行います。スケーラーで歯垢や歯石を削り落とし、抜歯が必要な時は、高速ハンドピースを使い、歯を割って抜きます。最後には、歯の表面をブラシで磨いて(ポリッシング)、歯垢を付きにくくします。また、歯の状況によっては、処置前にC T検査を行う場合もあります。見た目ではそこまでひどくはない歯周病の進行具合でも、CT画像所見では歯槽骨や下顎骨が溶けて抜歯が必要と判断されることもあります。

  • 写真1(スケーリング前)
    写真1(スケーリング前)
  • 写真2(スケーラーでの処置中)
    写真2(スケーラーでの処置中)
  • 写真3(スケーリング後)

    写真3(スケーリング後)
  • 写真4 この症例の状況まで進行すると、全抜歯をしなければならなくなります。
    写真4 この症例の状況まで進行すると、全抜歯をしなければならなくなります。

≪歯周病は飼い主様の日頃のケアで予防できる疾患のひとつです。子犬、子猫の時期から歯みがきを慣れさせて、健康な状態を保てるように心掛けていきましょう。≫

▼ワークレポート▼

処置中は、口元が見えやすくしたり、動かないように支えたり、獣医師のサポートをします。また、歯科用ユニットのドリル交換などや、麻酔の管理などを行っています。また、C T検査を実施する場合には、撮影操作なども行っております。

  • 写真5
    写真5
  • 写真6
    写真6

≪歯周病は飼い主様の日頃のケアで予防できる疾患のひとつです。子犬、子猫の時期から歯みがきを慣れさせて、健康な状態を保てるように心掛けていきましょう。≫

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