講習受講情報
SEMINAR
2022.2.1 腫瘍内科院内セミナー
2022年2月3日
本日は、当院腫瘍内科担当の中野先生による【組織球増殖性疾患】についての院内セミナーでした。
同じ組織球の疾患でも、良性腫瘍の皮膚組織球腫、反応性病変の皮膚組織球症や全身性組織球症、悪性腫瘍の組織球性肉腫、赤血球貪食性組織球性肉腫などがあります。皮膚組織球腫は大体は1〜2ヶ月で自然体退縮します。皮膚組織球症や全身性組織球症は、ステロイドや免疫抑制剤などを中心とした内科治療で、組織球性肉腫、赤血球貪食性組織球性肉腫は抗癌剤治療となり、治療が異なります。
また、がん薬物療法においての、人の医療での医療過誤についてもお話頂きました。抗がん剤を投与するときはダブルチェックと、投与中の観察は怠らないようにと改めて思いました。
院長
9月9日 眼科学院内セミナー
2021年9月9日
本日は、寺門先生による『猫の結膜炎 FHV-1感染を中心に』でした。猫の結膜炎は、ヘルペスウィルスやカリシウイルス、またクラミジアなどがあり、鑑別は難しいですが、治療法や予後が違ってきますので、なるべく鑑別診断を心がけることが重要だと、とても勉強になりました。
また、新しく発売された、猫のヘルペスウイルス性眼疾患用点眼薬『IDU センジュ』についても、効果や副作用等お話が聞けました。
ウイルス薬は基本的に薬代が高いので、適応症例の見定めが重要かと思います。
院長
8月22日 神経学勉強会
2021年8月24日
7月27日 腫瘍内科学勉強会
2021年8月6日
2021年7月27日は、当院腫瘍外来担当の中野先生の勉強会でした。
今回の勉強会の内容は、食道チューブ・胃瘻チューブの設置についてでした。
腫瘍疾患には、抗がん剤治療や外科治療が行われます。がんの治療過程においては食欲が落ちたり、または口から食餌が取なくなる場合があります。
このような場合に、食道チューブ・胃瘻チューブを設置していれば、栄養をチューブから補給することが出来きます。
食道チューブや特に胃瘻チューブに関しては、飼主様も少し抵抗感をお持ちの方が多いですが、栄養が摂れるか摂れないかは、動物のQOLにとても重要ですし、管理も思ってるほどは大変ではありません。
中野先生は、このようなチューブ設置の経験が豊富でして、チューブの設置の色々なコツをご指導をいただき、大変勉強になりました。
院長
8月5日(木)麻酔学勉強会
2021年8月6日
昨日は東京大学付属動物医療センターの長久保大先生による麻酔学勉強会(院内セミナー)が開催されました。今回も当院だけでなく他院の先生方や看護師さんが多く参加してくださいました。
テーマは「輸液の基本」。
輸液剤はたくさんの種類があり、見た目はみんな「透明なお水」ですが、成分にそれぞれ特徴があります。
その子の体内水分の状態や抱えている病気によって使い分けなくてはならず、使いどころを間違えると命を落とすこともあります。
とても難しいですが、とても勉強になりました。
獣医師 高橋
2021年6月10日 眼科学勉強会
2021年6月21日
本日は相模原どうぶつ医療センターの寺門邦彦先生による眼科学のセミナーでした。
テーマは「眼疾患と全身性疾患」で、全身疾患に伴って発生する眼疾患についての講義でした。
一見眼だけの問題のように見えても、実際には全身疾患に対する治療が必要になることがあり、注意深く診断しなくてはならないと感じました。
佐々木
5月24日 神経科院内セミナー
2021年6月8日
麻布大学小動物外科学研究室大学院生の平嶋洵也先生によるセミナーでした。
今回はてんかんの診断と治療に関してお話していただきました。
てんかんと聞くと発作をイメージする方も多いと思いますが、一言に発作と言っても様々な種類の発作があるため、オーナー樣のお話しと動物達の症状から発作の種類・原因を見極めなくてはなりません。
発作の種類により治療法も変わるので、適切な診断と治療が行えるよう日ごろからの勉強が必要だと感じさせられました。
菊池
5月20日麻酔学院内セミナー
2021年5月21日
東京大学附属動物医療センターの長久保大先生による、循環管理についての院内セミナー(2月の続き)が開催されました。
当院獣医師のみでなく他病院の獣医師や看護師も含め多くの受講者がいました。
今回は主に昇圧剤について、お話しいただきました。麻酔下では常に血圧や心拍数などをモニタリングしており、変化に対して迅速に対処しなくてはなりません。
術中のピリピリした状況でも適切な判断ができるよう、薬の使用についてしっかり頭に入れておかなくては!とあらためて感じました。
高橋
5月11日 腫瘍内科勉強会
2021年5月20日
当院の腫瘍科を担当してくださっている中野優子先生(医学博士)による腫瘍内科の院内セミナーでした。
今回は犬の下垂体腫瘍と、腫瘍の発生部位による鑑別についてお話しいただきました。
下垂体腫瘍は犬でしばしばみられる副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)に関連する腫瘍です。クッシングの治療中に下垂体腫瘍の存在を疑うポイントや、その治療法について解説いただきました。
腫瘍の鑑別については、主に顔まわりの体表腫瘤が紹介されました。身体検査の際に見落とすことなく、適切な検査につなげることができるよう精進しなければと感じました。飼い主様もわんちゃんやねこちゃんとよくスキンシップをとることで、しこりを早期に見つけることができるかもしれません。もし気になることがあればお気軽にご相談ください。
佐々木
4月26日 腫瘍外科院内セミナー
2021年5月2日
麻布大学獣医学部小動物外科学研究室 准教授 高木哲先生による「四肢・骨軟骨の腫瘍の外科治療」についての院内セミナーでした。筋肉、血管、神経に対する処理などをお話いただきましたが、外科は本当に難しいな・・・と毎回感じます。
骨内の血管肉腫や、「たんこぶ」と思いきや実は腫瘍・・・など、珍しい症例もご紹介くださり、とても勉強になりました。
高橋