お知らせ
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2022年12月1日 腫瘍内科院内セミナー
2022年12月2日
今回は当院の腫瘍専門外来担当の中野優子先生に、「皮膚のできもの」をテーマに講義していただきました。
皮膚の部位ごとに発生頻度の多い腫瘍は常に頭に入れておき、鑑別診断に挙げられるようにしておくことが重要です。皮脂腺過形成以外の皮膚に認められた腫瘍は原則として針生検を行ない、積極的に診断あるいは除外していくことも必要になります。針生検で細胞が取れなかった場合、切除生検に進むこともあります。
部位ごとの肉眼所見も症例の写真とともに解説していただき、肉眼所見の重要性を改めて感じました。また、「足裏を気にして舐めている」などと言った飼い主様からの主訴から、皮膚の腫瘍を見逃さないようにすることが大切であるということも学びました。
日々の診察の中で、見落とすことのないよう努めていきたいです。
獣医師 菅原里佳