みなみ野動物病院

お知らせ

NEWS

2024.08.27 皮膚科勉強会

2024年8月30日

今回は犬と猫の皮膚科の村山信雄先生に「猫の皮膚炎」をテーマに講義していただきました。
猫の皮疹は大きく4つに分けられ、そこから考えられる鑑別疾患は異なります。
猫は投薬が難しいことに加えて犬と比べてわかっていることが少ない病態もあり、頭を悩ませます。
また、村山先生が猫の痒み止めとして処方する薬と、その使い方、副作用についてもお話しいただきました。
犬とはまた違った猫の皮膚疾患の特徴をおさえ、日々の診断・治療に活かしていこうと思います。
獣医師 白石

2024.7.26 麻酔勉強会

2024年7月31日

今回は岐阜大学動物病院麻酔科の柴田早苗先生に鎮静、局所麻酔に関する講義をしていただきました。
麻酔の導入・維持・覚醒を安全かつ円滑に行うための麻酔前投与薬の目的や各種鎮静薬、麻酔薬の作用、副作用について詳しく学ぶことができました。局所麻酔は、局所麻酔薬を使って体の一部に無痛域を得る方法であり、毒性が低い、回復時間が短いなどの特徴を持っています。本病院でも取り入れられるよう、積極的に勉強し、知識を深めていこうと思いました。

獣医師 矢口

2024.07.12 気管・気管支鏡勉強会

2024年7月16日

今回は埼玉県の動物病院で勤務されている中澤優太先生から気管・気管支鏡の基礎から適応症例および気管支鏡検査を実際に行う際の管理に関する講義をしていただきました。
今回の講義では気管支鏡検査が適応となる肺疾患に関して、検査所見や治療法への理解を深めることができました。
また気管支鏡検査を行う上での麻酔管理や検体の取り扱い、その評価方法に関しても詳しく知ることができました。
気管支鏡検査が適応となるのは限られていますが、適切なインフォームをできるようにしていきたいと思いました。

獣医師 鈴木

2024.7.11 眼科勉強会

2024年7月16日

今回は、ペテモどうぶつ医療センター相模原の寺門邦彦先生に、『結膜、強膜、角膜疾患の症例』について講義して頂きました。
ドライアイ、結膜炎、強膜炎、角膜潰瘍、自発性慢性角膜上皮欠損(SCCEDs)などの実際の症例の症状、肉眼初見、スリット検査の所見、治療法を中心に学びました。自発性慢性角膜上皮欠損(SCCEDs)は、角膜潰瘍に対して点眼薬を使用しても治らないという特徴を持つ疾患であり、時には治療として外科適応が必要となる疾患です。
目に関して気になる症状がある場合はぜひご来院して下さい。

獣医師 矢口

2024.06.03 皮膚科勉強会

2024年6月5日

今回は犬と猫の皮膚科の村山信雄先生に、「日常診療における耳の見方と治し方」をテーマに講義をして頂きました。
外耳炎の主因、副因、素因、悪化因子から始まり、耳鏡検査において見逃しがちなポイントや、診断価値をより高いものにするための道具、外耳炎の原因をロジカルに捉えるための考え方などについてお話し頂きました。
耳の疾患が悪化しやすい、高温多湿な時期が近づいています。
すぐに実践できる内容も多かったため、今日からでもそれらを活かして外耳炎に悩む動物たちを助けていこうと思います。
獣医師 白石

2024.5.29 気管・気管支鏡勉強会

2024年5月29日

今回は埼玉県の動物病院で勤務されている中澤優太先生から気管・気管支鏡の基礎から適応症例に関する講義をしていただきました。
当院では気管支鏡が今年から新しく導入され、気管・気管支を視覚的に評価ができる優れものであり、気道粘膜の病変を捉えられるという特徴を持っています。今回の講義では気管支鏡検査を進めていく上でのリスクは少なからずあること、どのような気管・気管支疾患で検査が適応出来るか、疾患についての病態や治療法について詳しく知ることができました。オーナー様により良い提案ができるよう、気管・気管支疾患について深く理解していこうと感じました。
獣医師 矢口

2023.05.23 腫瘍内科勉強会

2024年5月25日

今回は当院の腫瘍専門外来の中野優子先生に、「犬のリンパ腫の診断と治療」というテーマで講義をしていただきました。
リンパ腫と診断された際には抗がん剤による治療が行われますが、抗がん剤によって引き起こされる副作用というのも無視はできません。それをどのように予防するかというのも重要となります。
今後リンパ腫を治療する際には、そのような点も踏まえながらインフォームする必要があると感じました。

獣医師 鈴木

2024.4.8 皮膚科勉強会

2024年4月26日

今回は犬と猫の皮膚科の村山信雄先生に「痒みを生じる先天的要因」をテーマに講義していただきました。
犬の痒みの先天的要因には、いわゆるふけ症・あぶら症・多汗症・しわ症があります。これらは体質であり、治療して治るものではありません。スキンケアとしてシャンプーを実施、症状によってステロイド製剤を使用、多汗症のように感染を起こしやすい場合には細菌の管理などを行います。
先天的に皮膚にトラブルがあると必ず痒みを生じるとは限りませんが、痒みを引き起こす素因にはなるので注意深く見ていく必要があると感じました。

獣医師 安平

2024.3.14 眼科勉強会

2024年3月15日

今回は、ペテモどうぶつ医療センター相模原の寺門邦彦先生に、『猫の眼疾患』について講義して頂きました。
猫の眼疾患には、ヘルペスウイルス、カリシウイルス、マイコプラズマ、クラミジアなどによる結膜炎や、ヘルペスウイルス感染に伴う角膜黒色壊死症、好酸球性角結膜炎、また、様々な原因により起こるぶどう膜炎、腎不全などによる高血圧が原因で起こる網膜剥離、腫瘍の一つである猫び漫性虹彩メラノーマ、など、多岐に渡ります。
疾患によっては予防が可能なものもありますが、中には発見が遅れると視覚消失に繋がってしまうこともあります。
おうちの猫ちゃんで、もし気になる眼の症状がある場合はなるべく早めに来院してください!

獣医師 松田

2024.2.5 皮膚科勉強会

2024年2月9日

今回は犬と猫の皮膚科の村山信雄先生に犬の「脱毛」をテーマにお話していただきました。
犬の脱毛には、先天性と後天性があり、多くは後天性です。先天性の場合にはある一定のパターンで脱毛するパターン脱毛症や、毛が黒や淡い色の部分のみ脱毛する遺伝疾患があります。後天性に脱毛を引き起こすものには、毛周期の異常が原因になる全身性の疾患や、身体的異常を伴わない毛周期停止などがあります。
「脱毛」が主訴でも全身の疾患が原因だったり、根本的な治療が難しいものがあったりするため、適切な診断が大切だと改めて感じました。

獣医師 安平

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