みなみ野動物病院

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2023.12.3 腫瘍科勉強会

2023年12月7日

今回は当院の腫瘍専門外来の中野優子先生に、「困まる犬の肥満細胞腫」というテーマで講義をしていただきました。
肥満細胞腫は皮膚にできることが多い腫瘍で、可能であれば外科切除が第一選択になります。腫瘍のサイズや転移があるかどうか、遺伝子変異の有無で、切除範囲や治療(薬物療法)の選択をします。特にリンパ節への転移があるかどうかは重要なので、エコーでの確認が必須です。今回の勉強会では指や包皮、口唇など、よく見かける部位以外にできた肥満細胞腫も紹介していただきました。指間は切除が難しかったり、粘膜の肥満細胞腫は遺伝子変異が多かったりするので、薬物療法が効果的なことがあり、症例によって適切な治療を選択することが重要です。
獣医師 安平芙由

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