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2023.3.20 麻酔科勉強会
2023年3月25日
本日は東京大学の長久保先生に「副腎腫瘍の周術期管理」「循環の生理学」をテーマに講義していただきました。
機能性の副腎腫瘍は、周術期に特に注意する点がいくつかあリ、副腎皮質機能亢進症では術後の血栓症のリスク、褐色細胞腫では血圧上昇などが考えられます。また、アドレスタンによる治療を行なっている場合は、内因性のコルチゾール不足を予防するため手術前日と術後数日の休薬が必要になります。術前からしっかりと疾患のコントロールをすること、起こりうる事態を想定して適切に対応していくことが大事だと感じました。
後半は「循環の生理学」についてお話いただき、周術期に血圧を維持する目的や、血圧・心拍出量が循環にどのように作用するかを理論的に教えていただきました。難しい部分もありましたが、改めて基礎の重要さを感じたので今後もきちんと勉強していきたいです。
獣医師 安平芙由