当院での症例のご紹介
消化器科
1. 前日から何回も吐き、食欲がない
診断 | 異物による腸閉塞 |
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処置 |
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レントゲン検査と超音波検査を行ったところ、消化管に異物が詰まり腸閉塞を起こしている事が分かりました。 |
2. お尻が腫れていて、便が出にくい
診断 | 会陰ヘルニア |
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処置 |
![]() 手術前 ![]() 手術後 |
去勢手術をしていない中高齢のワンちゃんは、男性ホルモンによってお尻まわりの筋肉が薄くなり、ヘルニアを引き起こす病気があります。 |
3. 下痢と嘔吐を繰り返す
診断 | リンパ球形質細胞性胃腸炎 |
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処置 |
下痢と嘔吐を繰り返すため来院されました。 |
4.黒色軟便、嘔吐
診断 | 鞭虫感染 |
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処置 |
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生後約8カ月齢のフラットコーテッド・レトリーバーが、黒色軟便と嘔吐を主訴に来院されました。おもちゃの誤食により催吐処置歴のある症例だったため、今回も誤食の可能性を疑い、腹部X線検査、腹部超音波検査を実施しましたが、明らかな異物誤食・消化管閉塞所見は認められませんでした。 |
5.排便困難
飼い主様の訴え | 排便困難 1歳の時にブリーダーさんの所で去勢済み |
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検査結果 |
レントゲン検査 ![]() 前立腺肥大により直腸が腹側から圧迫 超音波検査 ![]() 前立腺肥大・嚢胞 |
超音波検査 ![]() 腹腔内に腫瘤1つ確認 CT ![]() CT検査にて腹腔内に |
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病理検査 | 精巣上皮腫 |
処置 |
睾丸が2つ共に腹腔内に停留し、去勢済みと誤認。 腹腔内の精巣が腫瘍化し、前立腺の肥大化を引き起こした。 腹腔内精巣の切除により前立腺の退縮が期待される。 |
6. お尻が腫れている、痛い
診断 | 肛門嚢炎、肛門嚢破裂 |
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処置 | 肛門嚢の洗浄、抗生物質と消炎鎮痛剤の投薬![]() 治療開始前 ![]() 治療開始3日後 |
12歳のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが、お尻が腫れ、痛みがあるとの主訴で来院されました。 |
歯科
1. 口臭がひどくなった
診断 | 歯周病 |
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処置 |
![]() 処置前 ![]() 処置後 |
口臭の原因は、重度の歯周病によるものと考えられました。 |
泌尿器科
1. 数日前から頻尿で、今朝血尿が出た
診断 | 膀胱結石 |
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処置 |
![]() 膀胱の中の石 ![]() 手術で取り出した石 |
レントゲン検査から、膀胱内に結石があることが分かりました。 |
眼科
1. 右眼をショボショボさせて、床に頭をこすりつける。
診断 | 緑内障 |
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処置 |
![]() 義眼挿入器とシリコンボール ![]() 矢印:手術後(義眼挿入) |
右眼の眼圧上昇から緑内障と診断されました。充血や涙目が認められ、疼痛によりこすったりします。 |
皮膚科
1. 皮膚を痒がり、毛が抜けている
診断 | 膿皮症 |
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処置 |
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治療前の写真を見ると、皮膚は赤く変色し、円形の脱毛と黒いフケのようなものが確認されます。 |
2. 脱毛と痒みが増した
診断 | マラセチア性皮膚炎 |
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処置 |
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梅雨明けの頃から、体表の毛が抜けて痒みが増したとのことで来院されました。 眼の周囲・背中・大腿の脱毛や色素沈着、腹部の発赤・フケ、首の発赤・脱毛・苔癬化(上図)などが認められたため皮膚検査を行ったところ、病変部に多数のマラセチアが認められました。 マラセチアとは犬の体表に常在し皮脂を好む酵母様真菌です。そのため脂漏症の子の体表、脂の分泌が多い耳などで過剰増殖しやすく、マラセチア性皮膚炎や外耳炎の原因となることがあります。特に高温多湿になる季節には特に注意が必要です。 現在この子は抗真菌薬の内服とシャンプーで治療中です。 |
耳鼻科
1. 昨日の散歩後から右耳を気にする
診断 | 耳道内異物 |
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処置 |
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1歳の雑種犬が、昨日の散歩後から右耳を気にしているとの主訴で来院しました。 |
整形外科
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循環器科
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腫瘍科
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内視鏡・硬性鏡
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