みなみ野動物病院

お知らせ

NEWS

2025.11.27 腫瘍科勉強会

2025年11月28日

林屋動物診療室 どうぶつ腫瘍センターの中野優子先生に「マスを作る非腫瘍性疾患」について講義していただきました。
膀胱内の非腫瘍性疾患であるポリープ様膀胱炎を疑う際の所見や診断法について、先生ご自身の症例と論文をもとに説明していただきました。
腫瘤の形成部位や腫瘤の形・見た目などのエコー所見から膀胱腫瘤の鑑別をある程度絞れると学んだため、見落としがないように検査をするよう努めてまいります。

獣医師 高橋

2025.11.21 画像診断勉強会

2025年11月22日

麻布大学画像診断科の茅沼先生に、肺のレントゲン所見の講義および症例検討会を行っていただきました。肺野の病変がどのパターンに当てはまるのか、肺血管および気管支の見え方だけでなく、心臓や縦隔の位置も含めて評価し鑑別診断をあげることを学びました。鑑別をしっかりあげることが適切な治療につながるので、学んだ知識を活かしてより良い獣医療を提供していきたいです。
獣医師 堀込

2025.11.14 内科勉強会

2025年11月15日

ライフメイト動物高度医療センター八王子 内科・総合診療科、東京大学附属動物医療センター 内科・消化器科の金本英之先生に、いくつかの内分泌疾患の病態や検査・診断法について講義していただきました。
疾患を診断するための検査法には様々なものがあります。その中から、症状などから疑われる疾患を見極めた上で適切な検査を選択していくことが、診断の精度を上げて誤診を防ぐことにつながると学びました。問診や身体検査から症状を見落とさず、的確に診断・治療を提案できるよう努めたいと思いました。
獣医師 堀込

2025.11.10 皮膚科勉強会

2025年11月11日

犬猫の皮膚科の村山先生に「甲状腺機能低下症」について講義をしていただきました。普段臨床でよく遭遇する甲状腺機能低下症ですが、皮膚科の視点から、皮膚病変の出方(部位やタイミング)と甲状腺機能低下症の結びつけについて、新しい知識を得ることができました。若齢発症の大型犬や詳しい投薬の方法なども、村山先生の知見と経験がお聞きできて、今後の診療に活用することができる非常に良い機会になりました。
獣医師 渡邉

2025.10.31 麻酔科勉強会

2025年11月1日

岐阜大学動物病院 麻酔科の柴田早苗先生に鎮痛薬と麻酔後の管理について講義をしていただきました。
各鎮痛薬の特性や使用する際の注意点を学び、基礎疾患を有する症例で使用すべき術後鎮痛薬についても習得することができました。麻酔をかける際は鎮痛薬の特性を理解したうえで、症例に合わせたマルチモーダル鎮痛を心がけていきたいです。
麻酔後も動物をよく観察し、疼痛の状況を評価し適切な疼痛管理を行いたいと思います。
獣医師 高橋

岐阜大学動物病院 麻酔科の柴田早苗先生に麻酔事故、鎮痛薬と麻酔後の管理について講義していただきました。
なぜ麻酔事故が起こってしまうのか、普段の医療ミスとヒヤリハットの共有の大切さを再確認しました。
麻酔後は看護師も一緒にお世話していくのでヒヤリハットに注意しながら動物たちをよく観察し獣医さんと協力しながら入院管理をしていきたいと思いました。
動物看護師 滝澤

2025.10.09 麻酔科勉強会

2025年10月19日

東京大学附属動物医療センターの長久保先生に、基礎疾患のある動物の麻酔について講義していただきました。
今回は心臓疾患、腎疾患のある動物の輸液管理を特に詳しく学ぶことができました。
周術期の輸液管理は手術後の回復に大きく関わってきます。今回学んだことを活かし、周術期を乗り越えられる動物たちをもっともっと増やしていこうと思いました。
獣医師 白石

2025.09.19 画像診断勉強会

2025年9月23日

今回は、主に肺野の解剖学的特徴と、肺の病変パターンについて、麻布大学画像診断科の茅沼先生に講義していただきました。レントゲンで観察できる病変がどの肺葉に当たるのか、過去の縦隔の講義に基づいて学び、またその肺野の病変がどのパターンを含み、そのパターンがどんな疾患を示唆するのか、胸部レントゲン画像の読影において非常に重要な項目の理解を深めることができました。肺血管の評価や、それぞれのパターンの詳細な見方など、はじめての知識も多く、実際に活用できる場面が増やせたらと思います。

獣医師 渡邉

2025.09.09 皮膚科勉強会

2025年9月14日

犬と猫の皮膚科の村山先生に、「猫アトピー性皮膚症候群の痒み止め」について講義していただきました。猫アトピー性皮膚症候群は皮膚の見た目や起こっている病態が様々であり、症状によって痒み止めの選択が変わることを学びました。
今回はそれぞれの薬の特徴や実際の用量、副作用まで丁寧に教えていただき、特に副作用はオーナー様が不安に感じる点だと思うので、今後の診療に活かしたいです。
獣医師 堀込

2025.08.28 腫瘍科勉強会

2025年8月29日

林屋動物診療室 どうぶつ腫瘍センターの中野優子先生に、「犬の軟部組織肉腫」と「犬の肛門嚢腺癌」について講義をしていただきました。軟部組織肉腫の種類や特徴、治療法について、中野先生が実際に診察された症例の情報も交えて詳しく説明してくださいました。軟部組織肉腫と診断するには細胞診と組織生検の実施が不可欠であることを学びました。また肛門にできる腫瘍には様々な種類、悪性度のものがあります。肛門に腫瘤を発見した場合は、まずは病変の位置を確認し、肛門に指を入れて腫瘤の硬さや境界を触診してから鑑別診断、治療法を考えていこうと思います。
獣医師 高橋

2025.08.08 麻酔勉強会

2025年8月18日

東京大学附属動物医療センター 麻酔・集中治療部の長久保先生に、周術期の鎮痛法についての講義をしていただきました。近日、フェンタニルの供給が減少したことで、他の薬剤で周術期の鎮痛を代用する必要があります。フェンタニル以外の鎮静・鎮痛薬について、その作用機序から、役割、使用方法、注意点などを、実際に使用する観点から詳しくご教授いただきました。普段から何気なく使用する薬剤も、その作用機序や使用方法を理解して使うのとそうでないのとでは、術中の麻酔のコントロールだけでなく、術前術後の管理にも深く影響します。使用する鎮静・鎮痛薬の種類が絞られてきたからこそ、それぞれの薬剤を正しく使用することが重要です。今回の講義で、より丁寧で、かつリスクの減らした、周術期の医療を提供することができるようになったと思います。

獣医師 渡邉

TOP