お知らせ
NEWS
2022年10月17日 麻酔科セミナー
2022年10月19日
今回は東京大学の長久保先生に「エマージェンシー時の対応」をテーマに講義をしていただきました。
緊急時の対応は病院内で全員が同じ手順を把握し、できるだけ速く処置を行っていくことが大事です。
蘇生処置が必要かどうかや、薬剤投与が必要かなどを判断をする上で必要な知識や、心臓マッサージなど蘇生処置の手技のコツを、長久保先生の経験を交えて教えていただくことで、理解が深まりました。
緊急時に的確な判断と迅速な対応ができるように、今回学んだことをしっかりと身につけたいです。
獣医師 安平芙由
2022年10月6日 消化器科院内セミナー
2022年10月8日
今回は日本小動物医療センター消化器科の岡本佳与先生に、「犬と猫の大腸疾患」に関する講義を行って頂きました。
大腸性の慢性的な下痢や血便には感染性のものや食事性のものも多いですが、今回の講義ではポリープや腫瘍性のものを中心に、診断の手順や治療法を教えて頂きました。
当院ではほとんど行っておりませんでしたが、消化器科では無麻酔での内視鏡や、ポリペクトミーという内視鏡下での切除術が診断と治療の方法としてよく行われているそうです。
どちらも設備的には当院でも実施可能ということで、今後の診断・治療法の参考としてしっかり学ぶ必要があると感じました。
獣医師 中田圭祐
2022年9月8日 眼科勉強会
2022年9月9日
昨日はペテモどうぶつ医療センター相模原の寺門邦彦先生に「緑内障の診断と治療」について講義していただきました。
緑内障の診断に必要な検査について、実際の症例の写真を見ながら講義を聴くことができ、より理解が深まりました。治療法について、緑内障の急性期には眼圧を下げることが目的ですが、慢性期には疼痛をコントロールすることが目的であるといった違いがあります。問診から得られる情報は急性期・慢性期の判断に必要であるため、改めて飼い主様とのコミュニケーションが重要であると感じました。
また、原発緑内障ではまず眼圧を下げることが治療となりますが、続発緑内障では原因疾患の治療を先に行う必要があります。緑内障の分類について理解し、診断することで必要な治療を選択していきたいです。
獣医師 菅原里佳
2022年8月22日 看護師向け麻酔セミナー
2022年9月1日
今回は、岐阜大学の柴田先生による看護師向けの麻酔セミナーとして「麻酔時に使用する薬剤」をテーマに講義を行っていただきました。
全身麻酔をかける際に必要な薬剤や投与する目的、薬の特徴、どう作用するかなどを動画も交えてお話ししていただきました。
代表的な薬の中に当院でもよく使用する薬剤の説明があり、使用する上で注意しなければならない点がよく分かりました。当院でも麻酔・鎮静をかける処置や手術はほぼ毎日行われています。その中で可能な限り動物に安全に負担なく麻酔をかけられるように、薬剤の特徴を頭に入れてしっかり観察しながら補助していきたいと思います。
看護師 島田寧々
2022年8月5日 麻酔科勉強会
2022年8月13日
本日は岐阜大学の柴田先生による、「血液ガスと輸液」をテーマにした講義を獣医師と看護師で受講いたしました。
血液ガス分析では、血液から呼吸や動物体内の酸塩基平衡の状態が分かります。
今回はこれらのデータが何を意味するか、どう読み取るかについて、さらに後半では、血液ガスの分析結果を踏まえた輸液材の選択について教えていただきました。
呼吸状態が悪化している場合や輸液を使用する際に、血液ガスの情報は大変有用です。
データの読み取りは難しいですが、学んだことを今後の診療で活かせるように、しっかり身につけていきたいです。
2022年7月21日 腫瘍内科院内セミナー
2022年7月30日
今回は当院の腫瘍専門外来担当の中野優子先生に、「多中心型リンパ腫」に関する講義を行っていただきました。
正常なリンパ節との違いから、診断、主な治療法まで詳細に教えて頂き、大変参考になりました。
後半は抗癌剤の使い方や注意点についての内容でした。静脈内投与の抗癌剤が血管外に漏出した場合の実例を画像と合わせて紹介して頂き、改めてリスクの大きさと慎重に投与する重要性を感じました。
2022年7月7日 消化器科院内セミナー
2022年7月8日
今回は日本小動物医療センター・消化器科の岡本佳与先生より、「猫の嘔吐・下痢(胃腸疾患)」について講義していただきました。
猫は毛玉を吐くことが多いですが、胃腸疾患あるいは肝臓や膵臓の疾患が原因で嘔吐してしまっていることもあるため、鑑別が重要です。また、下痢をしている場合、病変部位が小腸にあるか大腸にあるかによって考えられる原因が変わります。例えば、寄生虫の中でも小腸に寄生する種類と大腸に寄生する種類があり、治療には異なる駆虫薬が用いられます。嘔吐・下痢はリンパ腫によって引き起こされることもあり、リンパ腫の病理学的な特徴を元に治療法を決定する必要があります。
前回の犬についての講義を振り返りながら、犬と猫の解剖学的な違いや疾患の違いについても勉強することができました。「猫は小さな犬ではない」という言葉を肝に銘じ、診療していきたいです。
獣医師 菅原里佳
2022年6月7日 看護師向け腫瘍勉強会
2022年6月9日
6月7日は当院の腫瘍科担当の中野先生による看護師を対象とした腫瘍勉強会が行われました。講義内容は「腫瘍のきほん」で「がん」とは何か、どのような治療方法があるのか、といったがんの基本的なことをお話し頂きました。犬の約1/2・猫の約1/3が「がん」で亡くなるそうで、犬の死因の第一位が「がん」という研究結果も出ています。当院の腫瘍科にも「がん」と診断されたわんちゃんやねこちゃんがたくさん来院されます。腫瘍に対する知識を深めつつ、ご家族の治療に対する不安にも寄り添える看護師になれるよう頑張りたいと思います。
看護師 武井まどか
2022年5月13日 看護師向け麻酔セミナー
2022年5月24日
今回、岐阜大学の柴田先生による、看護師の麻酔管理についての院内セミナーを受けさせていただきました。
麻酔下でモニタリング中、血圧が低下してきた際にモニターを見てどう対応していくか、低血圧や心拍数が下がった場合にどのような問題が起こるか、どの薬を投薬すれば正常に戻るかなどをお話しをしていただきました。
麻酔中において問題となる不整脈や血圧なども心電図モニターを注意深くみて異常があればすぐに獣医師に伝え、早く動けるようにしていかなければならないと思いました。
そのためにも、あらかじめ薬剤などを準備しておくと良いと勉強になりました。
モニターを見ての不整脈の判別方法や対応策について触れることが少なかったので、今回のセミナーで勉強でき、視野が広がったと思います。
2022年5月13日 眼科院内セミナー
2022年5月14日
今回はベテモどうぶつ医療センター相模原の寺門邦彦先生に、『犬の角膜潰瘍に対する内科治療について考える』をテーマに講義をしていただきました。
角膜の透明性を維持することは、視力を維持すること、動物のQOLにとって大変重要です。
今回学んだ角膜潰瘍は潰瘍の程度や、阻害する因子の存在を考慮することが治療の選択において大切であることが分かりました。
講義していただいた内容を忘れず、今後の診療に活かしていきたいです。