みなみ野動物病院

お知らせ

NEWS

12月14日 腫瘍外科勉強会(オンラインセミナー)

2020年12月19日

麻布大学獣医学部小動物外科学研究室の准教授、高木哲先生による「消化管の外科」についての院内セミナーでした。

小動物臨床の腹腔内における軟部外科では、異物の誤飲や消化管腫瘍などで、消化管の手術を行うケースは多々あります。
最初の手術で消化管の縫合が上手くいかないと、縫合したところが離開して腹膜炎となり、再手術では縫合部の癒合率は非常に悪くなります。

今回の勉強会では、主に、消化管縫合時のテクニックや、術後の栄養管理について学びました。
内視鏡による異物摘出が行われるケースが多くなっておりますが、内視鏡では限界もあり、残念ながら開腹にて摘出しないといけないケースもあります。
梅干しの種でも消化管閉塞を起こしますので、くれぐれも気をつけてあげてください。

院長

12月10日 眼科勉強会(オンラインセミナー)

2020年12月17日

今回は眼瞼疾患について学ばせていただきました。
睫毛により眼の痛みが発生したり、瞼が内反することで睫毛が眼に入り痛みを伴うことがあります。
手術により内反を矯正することが可能です。
また、眼瞼は腫瘤の発生も多く切除することにより良性・悪性腫瘍の確定診断をつけることができます。

11月30日 呼吸器勉強会(オンラインセミナー)

2020年12月2日

今回は、獣医循環器学会認定医・評議員、九州画像診断研究会副代表、SARS(Small Animal Respiratory Disease Study Group)、AMC末松どうぶつ病院副院長など、多岐にわたりご活躍されていらっしゃる末松正弘先生に、犬の気管虚脱についてのセミナーを開催していただきました。コロナ禍のため急遽完全にオンラインでの実施となりましたが、35名もの先生方が聴講され、皆さんの呼吸器疾患への関心の強さが伺えました。
日常の診療において、咳や呼吸促迫など呼吸の異常を訴えて来院される患者さんは多くいらっしゃいます。まずその呼吸様式の特徴を捉えることで異常呼吸音の原因となる部位を判断し、診断へ結びつけるという一連の流れや、一次診療施設ではなかなか見ることのできない、気管虚脱の気管支鏡下での診断や気管外プロテーゼを用いた外科的矯正術についてなど、非常に興味深い内容でした。
呼吸の異常を示す疾患の中には、命に関わるような重症なものもあります。お家のわんちゃん、ねこちゃんの呼吸が何かおかしい、いつもと違うなと感じたら、できるだけ早く受診されることをおすすめします!
獣医師 松田

10月29日 麻酔学勉強会

2020年11月1日

東京大学付属動物医療センター 長久保大先生による麻酔学院内セミナー第1回「麻酔前検査・麻酔前投与」が開催されました。
今回は看護師も参加OKでしたので、当院・他院含め40名もの人数が聴講(ほとんどがオンラインで)しました。

基礎疾患や犬種・年齢等により考えられる術中のリスクに備えて、必要な検査は何か?どんな投薬・処置をすべきか?しないべきか?などをお話ししてくださり、とても勉強になりました。
どんな手術でもリスクを0にすることはできませんが、せめて最低限にできるよう準備しておかなくてはなりません。
より一層気が引き締まりました!

高橋

10月12日 腫瘍外科学院内セミナー(オンライン)

2020年10月14日

麻布大学獣医学部小動物外科学研究室の准教授、高木哲先生による「下顎切除術」についての院内セミナーでした。
新型コロナウイルスの影響により、リモートで聴講された先生方もたくさんいました。
口の中に腫瘤ができてしまった場合、悪性腫瘍が骨に浸潤している可能性なども考慮して下顎切除をご提案しなくてはならない場合があります。
切除方法は腫瘤の場所により様々です。
「顎がなくてごはん食べられるの・・・?」とご不安になるかと思いますが、ワンちゃんの場合、自力で食べられるようになることが多いです。

食欲不振、よだれ、口の中が腫れているなど、気になることがありましたらご相談ください。

内科学勉強会(オンラインセミナー)   

2020年10月3日

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麻布大学獣医学部小動物内科学研究室准教授久末正晴先生による「犬の肝炎」についての院内セミナーでした。

新型コロナウイルスの影響により、リモートで聴講された先生方もたくさんいました。

今日は症状、検査、診断、治療等について、コンセンサスステートメント(専門家の意見を集約したもの)をもとに詳しくお話ししていただき、とても勉強になりました。

犬の肝炎の症状は食欲不振、元気消失など、様々です。

「何かいつもと違うなあ・・・」と感じたら動物病院にご相談ください。

 

獣医師 高橋

 

 

10/2 神経学勉強会(オンラインセミナー)

2020年10月3日

今回のセミナーのテーマは「犬種別に起こりやすい神経疾患」でした。

神経疾患の疑いがあるこが実は別の疾患であることもあり、その正しい鑑別や犬種別に起こりやすい疾患を知ることにより、より的確な診断ができることを学びました。

発作といっても発作の種類、起こり方の頻度、動物の状態によってさまざまで実際に病院では起きていないことが多いのでオーナー様の問診がとても大切になります。

より的確な診断のために発作の動画などをみせてもらうとたすかります。

獣医師 天野"

眼科勉強会 オンラインセミナーはじめました

2020年9月12日

コロナウィルスの影響により中止していた勉強会を再開しました。今回からオンラインセミナーを開始。

リモートにより講習を受けられるようになりました。今回は犬と猫の眼科疾患の病態の違いや多発する疾患などを学ばせていただきました。

今後もリモートによる講習を活用し、コロナ禍を乗り切っていきたいとおもいます。獣医師 天野

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眼科手術の院内セミナー

2020年3月14日

2020.3.12

本日は相模原どうぶつ医療センターの寺門邦彦先生(獣医学博士)の院内セミナーでした。テーマは「手術顕微鏡下眼科手術」です。
眼科の顕微鏡下で行う手術のセミナーでした。顕微鏡を使って1mmに満たない角膜の手術などを行います。角膜黒色壊死症や角膜腫瘍など際に適応となります。特別な顕微鏡が必要になるため、なかなか実践することは難しいですが、実際にOPEの映像を見ることで、顕微鏡を必要としない眼科手術に生かせる解剖学など勉強になりました。また、このような手術を学ぶことで、オーナー様に提示できる治療選択肢が広がります。

 

獣医師 米丸

「犬の移行上皮癌と前立腺癌」の院内セミナー

2020年3月11日

本日は日本小動物がんセンターの中野優子先生(医学博士、獣医腫瘍科認定医Ⅱ種)の院内セミナーでした。テーマは「犬の移行上皮癌と前立腺癌」です。
移行上皮癌は膀胱にできることが多い腫瘍で、主に血尿や頻尿、排尿障害などの症状が出ます。エコー検査と、カテーテルで腫瘍細胞を吸引する検査などで診断します。治療は抗癌剤や消炎鎮痛剤、外科手術が適応になることもあります。高齢の猫でも稀に発生します。
前立腺癌は血尿や排便の違和感などの症状で発見されることが多く、リンパ節や肺、骨への転移が多い腫瘍です。診断は移行上皮癌と同様ですが、治療は主に消炎鎮痛剤が選択され、前立腺を摘出する場合もあります。
予防することは難しいので、血尿などの症状がみられたら動物病院に相談しましょう。

獣医師 高橋

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