みなみ野動物病院

お知らせ

NEWS

眼科手術の院内セミナー

2020年3月14日

2020.3.12

本日は相模原どうぶつ医療センターの寺門邦彦先生(獣医学博士)の院内セミナーでした。テーマは「手術顕微鏡下眼科手術」です。
眼科の顕微鏡下で行う手術のセミナーでした。顕微鏡を使って1mmに満たない角膜の手術などを行います。角膜黒色壊死症や角膜腫瘍など際に適応となります。特別な顕微鏡が必要になるため、なかなか実践することは難しいですが、実際にOPEの映像を見ることで、顕微鏡を必要としない眼科手術に生かせる解剖学など勉強になりました。また、このような手術を学ぶことで、オーナー様に提示できる治療選択肢が広がります。

 

獣医師 米丸

「犬の移行上皮癌と前立腺癌」の院内セミナー

2020年3月11日

本日は日本小動物がんセンターの中野優子先生(医学博士、獣医腫瘍科認定医Ⅱ種)の院内セミナーでした。テーマは「犬の移行上皮癌と前立腺癌」です。
移行上皮癌は膀胱にできることが多い腫瘍で、主に血尿や頻尿、排尿障害などの症状が出ます。エコー検査と、カテーテルで腫瘍細胞を吸引する検査などで診断します。治療は抗癌剤や消炎鎮痛剤、外科手術が適応になることもあります。高齢の猫でも稀に発生します。
前立腺癌は血尿や排便の違和感などの症状で発見されることが多く、リンパ節や肺、骨への転移が多い腫瘍です。診断は移行上皮癌と同様ですが、治療は主に消炎鎮痛剤が選択され、前立腺を摘出する場合もあります。
予防することは難しいので、血尿などの症状がみられたら動物病院に相談しましょう。

獣医師 高橋

犬の膵炎の院内セミナー

2020年2月4日

2020.2.3
麻布大学獣医学部小動物内科学研究室准教授久末正晴先生の院内セミナーでした。
膵炎の治療は主に、輸液、鎮痛剤、制吐剤、食事療法が中心になりますが、抗炎症薬(フザプラジブナトリウム)の使用がもしかしたら回復を早める可能性があるかもしれません。ただ、高価な薬となります。
膵炎の症状は、嘔吐、下痢、食欲不振、元気減退、腹痛などで、好発犬種は、ヨークシャーテリアやミニチュアシュナウザーとなります。また、猫は犬より症状が分かりにくいです。
膵炎の予防は日頃の食生活で、特に高脂肪な食事は気をつけましょう。
院長  廣間

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末梢神経・筋疾患の院内セミナー

2020年1月31日

2020.1.30
抹消神経・筋疾患の勉強会でした。講師は、うちの病院卒業生の平嶋先生です。平嶋先生は、神経学の専門医を目指し頑張っています。いつも、当院に来られた神経疾患についてアドバイスを頂き、とても助かっております。
今日の勉強会では、抹消神経や筋疾患を学びました。ニューロパチーやミオパチー・・・、何となく苦手意識のあった分野でしたが、講義を聞けて少し整理がつきました。しかし、残念ながら町の医療では、運動神経伝導速度検査、筋電図検査、また、筋や神経の生検等の検査を実施する事は出来ません。その為、確定診断には大学病院をご紹介させて頂く事になります。
それでも学ぶ事により、町医者として、罹患した動物や飼主さんの少しでも助けになればと思います。
しかし、町の動物病院は基本的に全科で診察します。当然、学んでも学んでも足りないです。足りる訳がないです。ご迷惑をおかけする時もありますが、みんな遅くまで頑張ってます。チーム医療で頑張っていきたいと思ってます。
院長 廣間/

2021.1.19神経学院内セミナー

2020年1月23日

麻布大学小動物外科学研究室大学院生の平嶋洵也先生のセミナーは、「色々ある椎間板関連疾患」と「歩様異常に対する評価」でした。
椎間板ヘルニアはどの犬種も発症いたしますが、軟骨異栄養性犬種のミニチュア・ダックス、トイプードル、シーズー、フレンチブルドック、ビーグル、アメリカンコッカー・スパニエルは、他の犬種よりも、9.9〜12.6倍の発生率と言われています。当院でも、トイプードルやフレンチブルドックの椎間板ヘルニアの手術を行うケースが増えています。また、中年齢以降のチワワやヨークシャテリアなどの小型犬種で、頚部の椎間板ヘルニアでご来院されるケースも増えてます。
抱っこすると痛がる、震えている、ふらつく、破行する(びっこ)、ソファーなどに昇り降りしなくなったなどがあれば、診察をお勧めいたします。
                                                      院長
                                                                                  

減量フード院内セミナー ロイヤルカナン 

2020年1月22日

お昼の時間にスタッフ一同、ロイヤルカナン主催のフードセミナーに参加しました。

今回のテーマは肥満です。

 

犬では適正体重の15%、猫では20%以上の増加を肥満といい、関節炎や糖尿病、膵炎、尿路疾患、心臓病などのさまざまな病気のリスクが高くなってきます。特に猫では正常体重のこと比べ4倍糖尿病になりやすく、5倍関節疾患になりやすいというデータがでています。

 

動物は運動でやせることは難しく、体重が重いこが過度な運動をすると逆に足への負担が過度にかかり靭帯の断裂などをおこす可能性が高くなります。痩せるためには適切な食事制限が必須です。ロイヤルカナンさんの満腹感サポートは低カロリーになっており、量が十分にとれるので無理なく減量できます。

 

また、満腹感サポートシリーズには低アレルギーのものやストレスを緩和するもの、尿石ケアのものもあり、ほかの疾患をもっているこでも使用できます。

 

太りすぎには気をつけてください。

獣医師 天野

2021年1月21日第一回小動物CT勉強会

2020年1月22日

いよいよ、CTの勉強会がスタートしました。講師陣は、日本小動物医療センターの画像診断科・消化器科に所属されている池田彬人先生、DVMsどうぶつ医療センター横浜の石川雄大先生、どうぶつの総合病院の眞鍋日登美先生です。若い先生方ですが、画像診断に対する情熱は高く、今後が楽しみな先生方です。現在、CT装置を備える動物病院が増えてきていますが、まだCT画像を学ぶ機会があまりなく、CT検査機器の有効活用があまりされていない病院が多い状況にあります。そこで昨年から、講師陣の先生方とCTの勉強会を発足させようと計画を重ね、やっと昨日、第一回の勉強会が行われる運びとなり、当院からオンラインで配信した勉強会には、全国のCT検査機器をお持ちの動物病院の先生、また、CT検査機器にご興味をお持ちの先生が87名参加されました。感無量です。当院もCT検査機器を設置し1年になります。獣医師一同、CTを勉強していき、町の医療に役立ていきたいと思います。しかし、昨日は嬉しくて一人で飲み過ぎました。反省。

院長

口腔顎顔面の整形外科セミナー

2020年1月20日

一般社団法人日本小動物整形外科協会(VOA)の勉強会で、江口徳洋先生による『口腔顎顔面の整形外科 歯科・口腔外科的アプローチ』を受講してきました。かなり難しい分野の講義内容でした。

 

重度な歯周疾患による下顎骨骨折の症例が主に発表されていましたが、治すには難しい技術が必要となり、また、動物にもとても負担がかかりそうです。

 

人間は毎日歯磨きしますが、しかし犬や猫は、人と同じ様に食後の歯磨きはなかなか難しいのが現実です。
高齢化する動物達にとって、歯の問題は深刻な問題だと、今日の講義で紹介された症例を見て再認識しました。

 

院長

 

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